• 太陽の恵み

 

 

滝沢白竜宮司の奥様の大病のお話です。寿命が神により4回延命されたご神恵です。(古神道霊験秘話 滝沢白竜著より)

 

1回目の大病(36歳時)

 

昭和28年鹿児島在住の時、霧島神宮主催の高千穂山上のご神火大修法に夫婦でご参加になり、帰宅した日に奥様が大量の腸内出血をされました。

 

さっそく滝沢宮司が神伺いをされますと,奥様の祖先から身に受けている悪因縁の大修祓(だいしゅうばつ)であるとのお示しです。

 

医者にも見せずに2~3日の安静で回復しましたが、3年後に又大量の腸内出血をされました。これも重ねて伺いますと「汝の家内の命は36歳で終わりであったが、汝と結婚して深い信仰に入り、その心得(こころえ)感心するところがある。45歳まで延命してつかわす」とのお示しを賜りました。

 

この時は奥様は36歳で、この時より45歳まで命が延びました。

 

 

2回目の大病(36歳~45歳)

 

 それから8年後神より「45歳まで延ばしてつかわす」とのお示しをいつのまにか忘れていました。

 

当時、身体が痩せてきて気力も落ち「養生せんと若死にするよ」と奥様は近所の人からも言われていたのです。実はその通り45歳になって、命数が切れかかっていたのです。

 

その後に神から「汝の家内への百日間の延命祈願を行うべし」とのお示しをいただき、元旦早々に産土神社にて百日の願をかけ、これを無事に貫徹終了しました。45歳から更に10年の延命です。

 

 

3回目の大病(55歳~63歳)

 

 

 45歳から10年経過して55歳の時に心筋梗塞で、とうてい命が助からないというような最悪の診療数値が出ました。

 

普通 心筋梗塞はデータが500位ですが、奥様は3000を超えて「すぐにも心臓が停止するかもしれないので、血縁者を呼び寄せてください」と宣告され、病院でも見舞いに来た人に「今お会いになったのが最後と思って下さい」と言われるような危篤状態だったそうです。

 

奥様はもがき苦しんでおり、滝沢宮司はご神前で「実は家内が苦しみの最中です。どうなりますか」と神にお伺いしますとご神殿から大きな声でお示しがありました。

 

「心配はいらぬ。心配はいらぬ。この苦難に耐えよ、この苦難を乗り越えれば汝の家内は助かるぞ」と二声続けてありました。

 

「ああ、家内は助かる」と思って顔を覗き込むと「アー」と言って息を吹き返しました。助かった!助かった!まさに神恩感謝の一瞬でした。

 

その時奥様が言われた言葉は「明るい 明るい 素晴らしい景色の良いところに行ってきました」と満足そうな清々しい表情です。

 

人間の行ける最高の霊界に連れて行かれたのですが、現界からのたっての祈願によって又この世に戻されたのが自感(神の悟し)で分かりました。

 

そして55歳から更に8年間 63歳まで、延命のおかげを賜ったそうです。病院側では100%助からないと確信していて、医者も看護婦も完全に諦めて放置してあったくらいでした。

 

しかし死ぬまでに至らず奇跡的に命をとりとめ、入院中に病院長から「貴方はよほど生命力のある方ですな」と週一回の回診毎に7回(7回×7日 49日間の入院中)同じことを言われたそうです。

 

退院する時に婦長、看護婦さん達から「本当に良かったね。生きて帰れるとは誰も思ってもいなかったです」と繰り返し言われました。余程の瀕死の重症だったと思われます。

 

 

4回目の大病(63歳~71歳)

 

 

63歳の8月25日また発作が起きて救急車で病院に駆け付けた時は、意識不明の死人同様でした。

 

医者から死の宣告を受け、葬式の準備までしました。しかしこの時も奇跡的な神助により命が助かったのです。

 

「信者の祈願と汝の祈願を受け、汝の家内は現界に残すことに定まった。寿命は後8年」と神様からの延命のご沙汰のお示しを頂戴しました。

 

69歳の春頃ご神示があり「汝の家内の寿命は71歳まで延命されているが、神界ではもう少し延ばすよう手配がなされている。」とのことです。

 

今まで数々のご神恵を賜り、さすがに71歳で一代は終わりと滝沢宮司は腹を決めておられたそうです。

 

滝沢宮司は第二の天戸開きの任務の大事な奉仕中であり、奥様がおられないと日常神事奉仕がどうにもならないのです。神はそれを見通されて、奥様の寿命を延ばしてくださったと宮司は確信しました。

 

69歳の11月13日吹田市の国立循環器病センターで、順番待ちしているうちに又発作が起きてしまいました。

 

精密検査の結果「心臓内部の動脈が全部詰まっている。バイパスの手術以外に生きる方法はない」と言われ早速手術しましたが、この状況でも奇跡的に助かりました。

 

71歳まで今の身体は到底命がもたないと神は判断されて、69歳の時に手術するようになされたということです。「この分では70歳を通り越してもう少し長生きできそうです」と滝沢宮司は締められています。

 

この話は滝沢宮司とのご縁で神と繋がり、宮司がご神璽に奉仕されるので、その奉仕が十分できるように奥様の延命がなされたご神恵のお話です。

 

あり得ないような奇蹟の連続によって何度も延命された奥様の命は、神との繋がりの大事さを考えさせられます。hinomotoはこの話を何回も読み、神の存在と繋がることの励みにさせてもらいました。

 

滝沢宮司は「行う者は必ず勝つ、然からざるものは遂にその運命に落ちる」と数回 本に述べておられます。行えば徳を招き、そうでなければその人の定まった運命のままに落ちていきます。心して肝に銘じて実践すべき言葉です。

 

滝沢 白竜宮司については下記を参照してください。

古神道霊験秘話より 大嵐の中のご神事