• 太陽の恵み

 

            3年間一度も欠かさず熱心に拝聴

 

奥村円左衛氏は宗忠様のお説教を毎月6回 3年間(計200回以上)盲目を治そうと、一度も欠かさず熱心に拝聴された方ですが、

 

結局自らの盲目は治らず宗忠様に最後のお別れのご挨拶をされて諦めようと決意されました。

 

「わたしは業が深いため、先生のおかげ(奇跡)をいただきませんでした。先生からじきじきの(おとりつぎ)を数多くいただきながらもわたしの目は開きません。

 

今日を限りにお参りを差し控えたいと存じます。」と沈痛な面持ちで思いを述べられました。

 

黙って聞いておられた宗忠様は「なんと広大なおかげを頂かれたものですな!有難い!」とパチパチと拍手をお打ちになって仰せになりました。

 

その盲人はあわてて「いや、おかげがなかったと申すのでございます」その言葉を抑えて宗忠様は、

 

「何を言われる!よく考えてごらんなさい。月6回の御会日を丸3年欠かさず参られた。その間ただの一回も病気なされず、無病息災で元気で参られた。家族や親類、近所のだれか病気してもまた何かあっても参れません。

 

それがなにひとつなく参られた! まことに広大な「おかげ」ではありませんか !  実にありがたいおかげを受けられたものだ!」と言ってまた拍手をお打ちになりました。

 

              なんと目が見えるようになった!

 

じっと黙って聞いていたその盲人は宗忠様の拍手とお言葉に「先生 間違っておりました!有難うございます!有難うございます。」とただありがたい感激が沸いてきて、何もかも忘れて玄関に飛び出しました。

 

そして感動の気持ちのまま杖を突くのも忘れて歩いていましたが、涼しい川風が顔に吹くのを感じて「川に近いらしい、ここはどこだろう?」とふと周りを見る気になったその時、たくさんの船の光景が両眼に現れ見えてきました。

 

「おお なんと目が明いた!見えるようになった!信じられないことだ!」と今までに経験もしたことのない大歓喜をその時始めて体験されました。

 

心の目が開いた結果、肉眼が見えるようになったという逸話です。なおこの話の主人公は岡山藩士 奥村円左衛門氏であると伝えられております。

 

           どうして目が見えるようになったのか考えよう!

 

円左衛門氏の目がどうして見えるようになったのかについて、あくまで個人的な見解であることをご承知おき願います。

 

まず3年間も休まず教祖の集会に参加する神への一途な誠の奉仕が挙げられます。そのおかげは本人のみならず周囲の人達にも及んでおります。

 

そしてその広大なおかげに気付かされ、感謝の思いが深く大きく湧いてきたその刹那に目が見えるという有難いおかげが生じました。

 

普段からの神への感謝の念がいかに大事であるのか考えさせられます。神へは誠のみが伝わるということです。ご神徳が如何に広大で深いかということに真に気付けば、本人の抱える病気は治るのではないか。

 

「一途な個人の祈りは天に通じて、ご神徳が得られ必要なものは与えられる」ということです。これから近代的医療に加えて日拝治療法(自然免疫力アップ法)が大いに活用される時代が来ると思います。

 

 

 

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