神秘力への憧れ
今までに多くの奇跡にまつわる話を取り上げてきましたが、ここで注意しなければならない事があります。
単に自己満足だけの霊能力への憧れだけは,少なからず危険性があることを喚起する必要があるということです。
そういう自己満足の霊能力開発は、高次元のものではなく、低級霊魂のとりこになってしまう恐れがあります。このことは光明波動の五井昌久先生の繰り返し何度も念押しされたことです。
当人がそれに気が付かず、人の運命が分かったり、神のように霊魂の声を聴けるようになってきて、念願の霊能力を得た満足感に浸っている場合が多いとそのような危険性に陥ると聞いています。
いったんそうなると,その低い波動圏の世界から逃れることがむずかしくなり、普通人と異なった幽波動をまとった生活になってしまうのが怖いと五井先生は警告されています。
そのような人はなんともいえぬ変な雰囲気を醸し出し、常識的でない行為の傾向が見受けられるといいます。いろいろなスピリチュアルな世界でも多く見受けられます。
自己を人より高くみせようとする想念を目的とする霊能力や神秘的能力開発は絶対避けるべきものです。とかく人は一般にこの傾向性に陥りやすく、惹かれがちになりますので多くの人の弱点とも言えます。
一番大切な基本は霊能力や奇蹟は、個々の精神生活を深める為のもので、どんなに霊能力が優れても、謙虚・感謝の念がなくなると低い世界に落ちてしまうものです。
世の中が2極化した現在において、スピリチュアルな世界が、急に多く様々な面で出現してまいりましたが、この点は大事なポイントですので、心して惑わされないようにしたいものです。
「我の入った奇跡・霊力」は「見えない世界」として実現できたとしても、本質的に真の道とは異なる別世界ということになります。
真の道は魑魅魍魎(ちみもうりょう)を語らず、恐怖、地獄世界を語らず、自我を超えた大いなる調和と感謝、歓びの世界です。全体を俯瞰してなんとなく暗いイメージか明るいかで判別できます。ご注意願います。